ホームを決めるうえで確認しておきたいポイントについてご紹介します。ホーム見学の際は、ぜひ注目してみてください。
施設対応・人間関係編
①施設長・職員の対応
ココがポイント
ホーム長(支配人)や現場で働いている職員の入居者様への対応(言葉遣いや声掛けの口調、表情)を注意深く見てみましょう。
入居後、毎日密接に関わる職員の質が高いかどうかは、その施設で快適な生活を送ることが出来るかの大きなポイントとなっています。
②入居者様同士の雰囲気
入居者様同士お話や作業をしたりしているか確認しましょう。
いざ入居しても話す相手が居ない、馴染めないなどあると、せっかくの暮らしが楽しめなくなります。今後をイメージするといいですよ。
アクティビティ編
①日々のアク・クラブ活動があるか
ココがポイント
ホームによってはアクカレンダーがあったり、アクティビティ様子を写真で飾っているホームがあるので確認してください。
HPでも取り上げているホームもあります。
アクが充実しているホームに入居すると楽しみが増え、ご本人様のモチベーションアップにも繋がります。
また、ホーム内独自のクラブ活動を行っている所もあります。
②余暇活動を楽しめる場所があるか
ホームの中でご入居者様同士が気軽に集まって歓談出来る場所がある事も重要です。
ホームとはいえ、お客様にとっては“家”ですのでご入居者様同士の関わりも重要となります。
立地・料金編
①建物の周辺環境
最寄り駅までの所要時間・交通手段を確認しておきましょう。また、騒音・建物等の安全性が保てる場所にあるのか、買い物が出来る場所があるか、近くに病院はあるかなども確認しとくと良いでしょう。
②料金
サ高住・有料老人ホームでの生活は、月額利用料以外にも介護サービス・医療サービス等の自己負担分の支払いがあります。又、入居一時金0円の所でも敷金等の資金を用意する必要があります。そのため、預貯金・年金等で賄えるかどうか確認しましょう。住宅を売って充当する方も多くおられます。また、入居一時金を支払って月々の利用料を抑える方法もあります。
居室編
①間取り・広さ
居室は入居される方にとって一番長くお過ごしになる空間です。入居後に快適に過ごしていただくためにも、その方のライフスタイル、要介護度などに合わせて広さや水回りといった部分を確認しましょう。例えば車椅子で生活される方のお部屋を検討する際、トイレや洗面所周りに車いすが通れるだけのゆとりがあるかどうかや、ご夫婦で同じ部屋に住まれる方はベッドを2つ設置しても手狭にならないかなど、見学の際に確認しておくことをお勧めします。
②日当たり・防音性
一般的なマンションタイプの住宅を探す際にも言えることですが、窓やベランダからの日当たりや防音性は重要なチェックポイントです。スタッフや他ご入居者の行き来が激しい有料老人ホーム等の場合、防音性は特に注意すべき点といえます。見学時だけでは分からにくい部分でもあるので、体験入居時に確認してみましょう。
③収納スペース
"広い間取りのお部屋に入居しても、いざ入居時に家財一式を置くと意外とスペースが無かった・・・"といったケースもあります。見学時に、居室備え付けのクローゼットやキャビネットのスペースがどれくらいあるかをチェックしましょう。また、高価な物や貴重品を居室とは別で保管できるトランクルーム、金庫を用意しているホームもあります。詳しくは見学時にホームの支配人や相談員にご確認ください。
④セキュリティについて
玄関、エントランスにおけるオートロックの有無や、受付スタッフが常駐しているか、各居室に緊急時の警報ボタンがついているか、警備会社と連携し緊急時はすぐに出動できる体制が整っているか等を確認しましょう。外部からの不審者の侵入を防ぐだけでなく、認知症の方がうっかりお一人で外やベランダに出てしまうリスクを減らす事にも繋がります。
⑤居室備え付けの設備について
老人ホームによって居室内の設備も様々です。先述した収納スペースや、トイレ・浴室の機能、エアコンや床暖房がきちんと清潔に管理されているかを確認しましょう。ホームによっては机やテレビ等の基本的な家具が備え付けられていたり、入居と同時に1つプレゼントしてくれるキャンペーンを実施しているホームもあります。